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2020.10.5

新型コロナウィルス(COVID-19)は、食品を媒介とする感染症ではないとして世界の専門家が食の安全を確認

新型コロナウィルス(COVID-19)は、食品を媒介とする感染症ではないとして世界の専門家が食の安全を確認

~食品を介したウイルス感染に科学的証拠がないことも併せて発表~

 

海外のメディアを中心に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスが水産物を介して伝播する可能性があるといったような、食品の安全性に関する誤解を招く報道がなされています。これに対し、米国の疾病予防管理センター(CDC)ならびに食品医薬品局(FDA)、世界保健機関(WHO)、欧州食品安全機関(EFSA)など、公衆衛生と食の安全に携わる世界の主要機関は、新型コロナウイルスが食品や食品の容器・パッケージによって媒介されたという証拠は皆無と断言し続けています。

 

また、2020 年 9 月 3 日には食品微生物の安全性について科学に基づくガイダンスを政府や業界に適時提供している国際食品微生物規格委員会( ICMSF が、 COVID 19 が食品を媒介とする感染症ではないと再確認する意見を 以下の通り 発表しました 。
「COVID-19のパンデミックが発生して以降、数十億もの食品が消費され、食品パッケージが処理されていますが、今日にいたるまで、食品や食品パッケージ、あるいは食品の取り扱いが、COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2の感染源や重要な感染経路であるという証拠は何もありません。」

 

SARS-CoV-2と食の安全の関係に関するICMSFの見解

 

米国農務省(USDA)とFDAも、2020年6月24日の共同発表において、以下の声明を発表しております。

 

「食品や食品パッケージを通じてCOVID-19に罹患する可能性があるという証拠は何もありません。米国の食品安全システムは、政府機関によって監督されており、輸出品も含めた食品安全性の保証においては世界最高水準です。」

 

このように新型コロナウイルスが食品や食品の容器・パッケージによって媒介されたという証拠がないこと、そしてアラスカの水産業が最高レベルの食品安全・衛生基準に従っていることを踏まえ、アラスカ産水産物は、心配なくお召し上がりいただける安全な食品であると自信をもって申し上げます。アラスカの水産加工業者は、健康・食の安全・衛生に関する厳格な基準に則るだけでなく、国連食糧農業機関(FAO)やWHOの定める衛生や食品の取り扱いに関する推奨事項に沿って感染症の拡大を阻止できるように、アラスカ産シーフードの生産工程で製造規範の厳しい監視と強化を実施してまいります。

 

健康と安全こそが最優先事項であることをふまえ、すべてのアラスカの水産事業者は、 公衆衛生当局、医療専門 家、地域のリーダー、州政府・地方自治体と緊密に連携して広範な 対応策を 講じることで、アラスカの漁村、水産業の労働者、 水産物の 消費者を保護し、そして 持続可能な漁業で漁獲された水産物を 持続可能な収穫による食糧を世界中に安全に供給し続けます。

 

公衆衛生・食品安全性についてのさらに詳しい推奨事項は、CDCFDAアラスカ州の各ウェブサイトでご覧になれます。アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)は、関連機関と連携しながら、新型コロナウイルスの感染拡散に関する進捗を、科学的な根拠を似て注視し、当協会ウェブサイト(alaskaseafood.org)内の関連ページ(Food Safety and COVID-19)に最新情報を掲載することで、 今後も誤解を招く情報に対処していきます。

 

 

プレスリリースはこちら